「とにかく、紅茶を難しく考えないでほしい、というのが私の思いです。
紅茶の種類による味わいの違いも、ざっくりと「濃い・重い」⇄「あっさり・軽い」の2つの基準の中で、大きく捉えてもらえば分かりやすいと思います。
あとは、同じ銘柄でも蒸らし時間を短くすれば「あっさり」、長くすれば「しっかり」した味わいになります。今日はちょっと軽めに味わいたいなら短めに、濃いめの紅茶が味わいたい気分なら長めに抽出する。そんなことでも、味わいは微調整できるんです。
どっしりとした力強い味わいのお菓子に合わせるなら、濃いめ・重めの紅茶を。繊細な味わいのお菓子に合わせるなら、あっさりめ、軽めの紅茶、というふうに考えてみてください。
さらにここに、味の要素だけでなく、食感という要素をプラスして考えます。
たとえばクッキーやパウンドケーキのようにモソモソとした食感のお菓子は、ミルクティーが好相性。生クリームやムースなど、口どけが良いタイプにはストレートティーが合います。
好きな銘柄をレモンティーにしたりミルクティーにしたり、抽出時間の増減で濃さを調整したり、美味しいと思う組み合わせをどんどん試してもらえたら」
なるほど、これなら家にある茶葉を使って、今日から工夫できますね!
紅茶とお菓子の組み合わせを楽しむのには、紅茶専門店でいろいろな種類の紅茶を買ってこないといけないかと思っていました。紅茶とお菓子の組み合わせ、気軽にトライできるのはうれしい限りです!
「紅茶とお菓子の食べ合わせって、ワインと似ていると思うんです。追求していけばとても奥が深いけれど、少しかじった程度の知識でサラッと楽しむこともできる。
たとえば「白ワインが魚で、赤ワインがお肉に合う」くらいはみんな知っていますよね。そこから始めて、もっと知りたいと思ったら自分で深めていける。同じように紅茶も難しく考えず、サラッと楽しんでいいんです」
このお菓子にはダージリンじゃなければダメだとか、人がどう思うかとか、気にしなくてもいいってことですか・・・?
「もちろん!みんなが自分の意見を言い合って、その違いをむしろ楽しみながら、それぞれの価値観を受け入れ合う・・・それがお茶会の醍醐味です。紅茶で気分がほっこりしているから、「それもいいね♪」と他人の意見を受け入れて、その代わりに自分のことも認めてもらえるんです」
紅茶はセレブなイメージで、ちょっととっつきにくさを感じている人も多いかもしれません。でも吉田さんは、そんな思い込みを全部とり払ってくれました。
紅茶ってこんなに自由なんだと思ったら、なんだかワクワクが止まりません!ぜひあなたも今日から、あなたの感性で紅茶とお菓子のマリアージュを楽しんでみてくださいね。
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