小麦粉はできるだけ少なめに、バターはたっぷりと。それがツマガリクッキーの一番の特長。
封をあけて最初に、豊かな香りを感じるのは、発酵バターがぜいたくに使われている証拠でもあります。
味わいを追求するほど、生地のまとめ役である小麦粉は少ないのが理想ですが、濃厚なバターが増えればコストや製造技術も求められる。
おいしいと分かっていても、なかなかチャレンジできない配合なのです。
そこに粗刻みのヘーゼルナッツをたっぷり加えたり、火を入れるととろけてしまうショコラが多く加わると、さらに工夫が必要に。
それでも、おいしさを極めるために新たなレシピを実現していく。職人たちは、日々悩みながらも新たな「おいしい」を求め続けています。
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