チョコクッキー VS くるみクッキー。おいしい物語とは? チョコクッキー VS くるみクッキー。おいしい物語とは?

「チョコレートクッキーと、くるみのクッキー、どっち食べる?」。いつも迷っちゃうなぁ~という方に読んでいただきたいお話。一枚ごとに秘められた仕掛けを知ると、また味わい深く楽しんでいただけるかもしれません。温かいお茶とともに、ティータイムの小ネタにどうぞ。

チョコレートクッキー「ドンケルチョコクッキー」のお話

「これ、ほとんどチョコレートみたい!」そんなお声をいただく人気のクッキー。散りばめたチョコチップと、クッキー生地にもスウィートチョコレートを混ぜ込んでいるのですが、実はちょっとした仕掛けがあるのです。

それはお口のなかで、「チョコレート・クライマックス」が訪れるように、というもの。
最初に楽しませてくれるのは、バタークッキー生地に混ぜたチョコレート。香ばしい生地とともにとろけて、まろやかなカカオ風味が広がります。その次に時間差で、濃いめのチョコチップがすーっととろけて、濃厚なショコラを楽しんでいるような感覚に。
「うーん、やっぱりチョコが好き!」。しあわせな瞬間がおとずれるように、チョコレートの配合やチョコチップの粒の大きさに工夫をこらしています。

チョコレートクッキーを作る様子

トリニダード産カカオがドラマを作る

トリニダード産カカオの写真

使っているのは、ドイツ・リューベッカ社のクーベルチュール・チョコレート。トリニダード産カカオを使った高級チョコレートです。
今までいろいろなチョコレートを試してきたなかで、「これしかない!」と菓子職人たちが惚れ込んだ理由は、うまみたっぷりでカカオの香りが濃厚だったから。
私たち日本人の繊細な舌を満足させてくれるおいしさに出会ってしまった以上、これしかない。それからはチョコレートケーキも、チョコレート詰め合わせにも、このチョコレートをぜいたくに使っています。

くるみクッキー「甲陽園のくるみ坂」のお話

刻んだクルミをたっぷりと混ぜこんだ、「甲陽園のくるみ坂」。このクッキーは、封をあける前にしばらく手のひらで温めてみてください。
すると、クッキー中心部分の、少し白っぽかった生地がうっすらと赤みをおびてきます。これは生地にふくまれる発酵バターが温度でやわらかくなった証拠。バターの融点である28度前後に近づけることで、おいしいバターの風味がきわだってくるのです。

くるみクッキーを作る様子

そこに甘く香ばしいアクセントを放つのが、粗刻みしたクルミ。刻む大きさをあえてバラバラにしているから、食感と深い香りにハーモニーが生まれます。ときどき感じる、オーガニックシュガーの粒もやさしいアクセント。
「ざくざくざく」とお口のなかから聞こえるサウンドは、おいしいクルミの坂を歩いているような気分にさせてくれます。

空輸便でとどく、新鮮なクルミのおいしさ

フランス・グルノーブル産クルミの写真

使っているのは、フランス・グルノーブル産クルミ。ここで採れるクルミは評価が高いため、市場にならぶときは産地がしっかりと明記されています。
「このクルミが大好き!ナッツのなかでこれが一番」。そう語るのは、ツマガリの営業本部長。クルミたっぷりのクッキーや焼き菓子が数多く誕生しているのは、彼女のリクエストによるものです(笑)。

また、クルミは数あるナッツのなかでも、鮮度がいのち。収穫して時間がたつほどに酸化しやすくなるため、ツマガリでは空輸便でとりよせて、新鮮なうちに使っています。やさしいビター風味のなかにも、ふわっと甘みを感じさせる独特な香り。それは、新鮮なグルノーブル産クルミならではの楽しみといえるでしょう。

一枚のクッキーのなかに、おいしいストーリーがある

この2種類以外にも、それぞれのクッキーには秘められた物語がいろいろ。ツマガリの工房では、いつもほんの少しずつ改良が加えられているので、クッキーの物語も少しずつ進化していきます。ひょっとして、明日もっとおいしい素材が見つかれば、このお話も古くなってしまうかもしれません。

とはいえ、「そんなこと気にせず、おいしく楽しんでもらえたらそれが一番」。ツマガリ社長はいつもそう言います。これから寒くなる季節、温かな飲み物といっしょに、どうぞおいしい時間をお過ごしください。

ツマガリクッキーの写真

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