さて悩ましい問題なのが、個包装のクッキーを盛り付けるとき、袋から出すかどうか。
袋から出した方が見栄えはしますが、衛生面や、手をつけられなかった際の扱いが気になります。
結論からいうと、クッキーが1枚ずつ個包装されていた場合は、そのままお皿に盛り付けてOK。袋にクッキーの名称が印刷されていれば、味や使われている素材がわかるので、選ぶ楽しみも演出できますね。
また、食べ残してもささっと袋に入れて、お土産に持って帰っていただくこともできます。
缶や箱にきれいに詰め合わされたクッキーは、そのままお出ししても良さそうに思えますが、それはちょっと待って。いくらきちんと詰め合わされていたとしても、箱や缶は持ち運ぶためのもの。
お客さまに手土産としてお持ちいただいものをその場でいただくなら、缶のままでも問題ありませんが、こちらが用意していたお菓子としては、そのままお出しするのは違和感があります。
おもてなしの際は箱や缶から出して、あらためてお皿に盛り付けるほうが良いでしょう。
おもてなしの心は「お客さまにいかにくつろいでいただくか」。
かたくるしいマナーにしばられて、お客さまを緊張させてしまったり、居心地悪く感じさせてしまっては、おもてなしは失敗です。
リラックスしてもらうために、部屋にお花を飾ったりカードを用意したりするのも素敵な心遣い。相手の立場に立ったおもてなしに挑戦してみましょう。
クッキーの盛り付けで忘れてはいけないことは、お客さまが食べやすいように盛り付けること。
タワー状に積み上げたり、ワイングラスに入れたりする盛り付けもステキですが、食べやすさを確保することは忘れないでいたいですね。
底の深いグラスに入れてしまうとつまみ出しにくいですし、不安定で取りにくい、袋が開けにくいなども気をつけたいところ。
そのほかにもクッキーの屑を受ける小皿が用意されていなかったり、クッキー屑のついた手を拭けるものがなかったりすると、お客さまは食べるのをためらってしまいます。
クッキーに添えて、軽く指先を拭けるおしぼりやペーパーナプキンなどを用意しておくとスマートですね。
インテリアやテーブルコーデが豪華でなくても、100円ショップのカラフルな紙コップや紙皿をアレンジするなど、アイデア次第でおもてなしの方法はいろいろ考えられます。
上記のポイントを忘れずに、あなたらしいセンスでクッキーの盛り付けを楽しんでみてください。
背伸びしないおもてなしの方が、相手に気持ちも伝わりやすくなりますよ。
おしゃべりが弾んで、帰り際に「ああ、楽しかった!」という声が聞ければ、おもてなしは大成功。肩の力を抜いて、チャレンジしてみてくださいね。
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