ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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甲陽園だより

幸せな牛たちからの贈り物

今回は、ツマガリがこだわり続けている牛乳のお話です。

仕入れ業者さんのなかに、「牛乳大嫌い!」という女性がいます。なぜ嫌いなのかと聞くと、牛乳独特の臭みがダメだと。それなら、試しにうちで使っている牛乳を飲んでごらんと勧めましたが、なかなか飲まない。本当に嫌いなんですね。
それでも私があんまり勧めるものだから、しぶい顔をして一口飲んでくれました。その反応は「えっ、これ牛乳ですか?!」結局これなら飲めるということで、コップ1杯を飲んでいかれました(笑)

この牛乳、確かに市販の牛乳とは味も香りもまったく違います。さらっとした飲み口ながら、しっかりとコクがある。加熱することでさらに深みが出るので、カスタードクリームや発酵バターに使っています。

なぜそんなにおいしい牛乳になるのか?
それは、乳牛たちが暮らす環境と食べ物に理由があります。私もときどき出かけていく北海道の牧場は、見渡すかぎり牧草地が広がって、それは気持ちのいい場所。
そこで、牛たちは大自然の景色を眺めながら、ゆったりと牧草だけを食べて暮らしています。1頭あたりの専有面積でいうと100m四方にもなるとか。普通の牧場の狭い牛舎で、穀物を食べている牛たちとは、比べものにならないほど贅沢な暮らしといえるでしょう。

そのせいか、ここの牛たちの平均寿命は12〜13年。普通の乳牛の5〜6年に対して倍以上も長生きできるほどストレスがないんですね。その牛たちから採れる搾りたての牛乳には、おいしさだけでなく、飲む人の心もほっとさせる何かがあると思います。

牛乳嫌いのその方も、「やさしい味ですね。牛乳は敵だと思っていたのに」とニッコリ。いつも私が「素材、素材・・・」としつこく言い続けている意味を体感していただけたのかもしれません。

「ジャパネスク」

今月のお菓子は、「ジャパネスク」

今月のお菓子は、栗たっぷりのバターケーキに、カカオ風味のメレンゲをトッピングした「ジャパネスク」。栗のペーストを加えたしっとり生地に、マロングラッセを刻んで混ぜ込んだバターケーキは、そのままでも格別なおいしさ。
でも、その上にカカオで味付けしたメレンゲ生地をしぼり、もう一度焼くのがツマガリ流。メレンゲ生地とバターケーキ、そして洋酒の穏やかな香りも相まって、さらに奥深い味わいに仕上がりました。おいしいお茶と一緒に、ゆったりとお楽しみください。

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