ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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甲陽園だより

優しい関係

今年も、ツバメの季節がやってきました。ツマガリのある阪急電車の甲陽園駅。ここには毎年、たくさんのつばめが巣作りにやって来ます。
もしかして都会にお住まいの方は、駅の改札口にツバメ?と驚かれるかもしれませんが、この駅ののんびりとした佇まいには、とても似合う光景なのです。

優しい関係

夙川沿いの桜並木を横切って、住宅街の中を走る2駅だけのローカル線は、車両もたったの3両だけ。乗っているのは、付近の住民の方か学生さんで、顔見知りが多いからかどこか和やかな雰囲気です。そして終点の甲陽園駅に着くと、地続きの改札口に向かってみんなが歩き出す先で、ツバメたちが出迎えてくれるという具合です。

これはもう毎年の恒例行事で、ツバメは必ず巣作りをして私たちを優しい気持ちにさせてくれます。私たちの方も「お帰り」とばかりに雛が巣立っていくまでを見守るのですが、その中でも一番気を遣ってくださっているのは、駅員さんたちでしょう。

屋根裏の梁には、巣作りがし易いように小さな板が取り付けてあって、その横には「今年もツバメが元気に帰ってきました。ご迷惑をおかけしますが、昨年同様暖かく見守ってあげてください。」というメッセージが張られています。きっと毎日のようにツバメの様子を気にかけて、私たちの知らないところで小さな気配りがされているのでしょう。余談ですが、この駅には雨が降った時のために傘もたくさん備えてあるのです。

そう考えてみると、ツバメたちの営みを見守る人たち、それを見て逆に元気をもらう人たち、その話を聞いてちょっと嬉しくなる人たち・・・。私たちは自分の気付かないところで、誰かに優しくされたり、してあげたりしながら暮らしているのですね。

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