ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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甲陽園だより

「私に任せなさい」パワー

「大丈夫!私に任せてください」
周囲の人が「それは無理でしょう」と笑っていると、本当にやってのけてしまう。いわゆる有言実行タイプ。最近はちょっと少なくなってきたかもしれませんね。
私はどちらかというと、そのタイプ。「そんなこと言っちゃって、もしできなかったらどうするんですか?」と言われるけれど、なんとか実現してきたかなと思います。

「私に任せなさい」パワー

まだ修業中の頃、店の親方に「10万円分売ったら1000円くれますか」と頼み込んだことがあります。17歳の私は、給料をすべて田舎に仕送りしていたのでお金がなかったのです。
当時はケーキの値段が1個50円ほどで、店の売上げが5万円くらい。親方は売れるはずがないと思ったのか「いいよ」と言ってくれました。

それからはもう努力の日々です。
とにかく必死になってお菓子を作りました。そして行列して並んでくださるお客様には「お帰りなさい。お子さまに1つ余分に入れておきますね」とサービスもしました。
最後の2〜3人になると「長らくお待たせして申し訳ありませんでした」と言って、余分に2個入れるのです。お客様はとても喜んでくださって、心の底から「ありがとう」と言ってくれました。こちらも「ありがとうございます」と心からお応えします。

そのうちに売上げが上がって、10万円売れる日が1週間に2日ほどになり、20万円売れる日まで出てきたのです。もちろん親方は上機嫌、同僚からも一目置かれるようになりました。

考えてみると、有言実行にはちょっとしたパワーがあると思います。
目標を先に言ってしまうと、まず自分自身に大きなプレッシャーがかかります。みんなに言ってしまったからには、実現しないとただの嘘つきになってしまう。
だから実現するためにはどうすればいいか、必死になって知恵を絞る。そして考えが浮かんだら、もうがむしゃらにやるしかない。そういう時には、自分でも驚くほどの力を発揮できるものなんですね。

もうひとつのパワーは、周囲の人を感動させてしまうこと。みんなは「そんなことできる訳がない」と思っていたのに、本当に実行してしまったものだから、えらく感動してくれる。そうなると「あいつはただ者ではない」というイメージがつくわけです。

まあいつもいつも、こんなことを続けていると体が持ちませんが、たまにはいいものです。今の時代は責任追及が厳しいせいか、みんなが慎重にならざるを得ないのかもしれません。そんな中でも、痛快なドラマを見せてくれる人が増えると、日本ももっと楽しい国になるんじゃないかと思います。

キングオブポテト

今月のお菓子は、キングオブポテト

今月は、さつまいもの最もおいしい時期にこだわった「キングオブポテト」。
さつまいもの王様「なると金時」は、栗のような甘味と言われるほど豊かな味わい。
9月に収穫してから数カ月寝かせることで、さらに甘味が増しておいしさがピークに達します。
堪能していただくために、パイ生地の中はほとんどさつまいもというくらいたっぷり。大きめにカットしているのに口溶けがよく、香り豊かなパイ生地とのハーモニーがお楽しみいただけます。

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