ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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甲陽園だより

小さな工房、大きな想い

「こんなに小さなお店だとは思わなかったわ」
窓ガラスに並んだピンクや薄紫の紫陽花を眺めながら、ご婦人のお客さまがお話されていました。ツマガリの本店に初めて来られた方がよく言われることです。

小さな工房、大きな想い

確かに、本店の敷地は17坪。しかも、そのうちの1/3くらいは生菓子の工房で、いつも6〜7人の職人が働いています。「もっと広くて新しい店舗にしたらどうですか?」そう言われることも、しばしば。
でも私の返事はいつも同じで「いやいや、これで十分なんですよ」

建て替えどころか20年前に開店して以来、内装も照明器具もずっと変わっていないのですから。そんなところにお金をかけるなら、アーモンドを数ミクロン単位で砕ける機械を作ったり、豊かな大地で太陽をしっかり浴びて育ったナッツやフルーツなどを仕入れる方に使った方がよほど意味があるからです。
そんな訳で工房の中には、自分たちで考え出した小さな機械や道具がたくさん増え、選りすぐりの素材が世界中から届くようになりました。

建物のサイズにこだわるのには、もうひとつ理由があります。本店の周囲には小さな工房が9つあって、スタッフはいつも往き来しているのですが、その度にお客さまの顔が見える。時には「今日は暑いですねぇ」と挨拶も交わしたりする。

そんな環境の中で働いていると、自然にお客さまの喜んでくださる顔が想像できるし、そのために「もっとおいしいお菓子を作りたい」「綺麗にていねいにラッピングして差し上げよう」という想いが湧いてくるのです。

それが工場ではなく工房の、そして小さな店舗の良いところです。大きな工場をもつお菓子メーカーにはならなくていい。店舗は小さいけれど夢は誰にも負けないくらい大きい。そんな洋菓子屋をいつまでも続けていきたいと思っています。

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