ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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甲陽園だより

大らかな自然の恵み

爽やかな五月晴れもつかの間。そろそろ雨の多い季節になってきました。
私たち人間にとってはうっとうしい季節ですが、雨上がりの林の中を歩いていると、「雨も悪くないな」と思えたりします。それは、天からの恵みをたっぷりと浴びて、いきいきとしている木々を見た時。

大らかな自然の恵み

しっかりと水分を吸収して色の濃くなった樹皮や、ポタポタと滴を垂らしては根元に運んでいるようなもえぎ色の若葉。コップの水をゴクゴクと飲み干した時のように、枝も幹も葉っぱ一枚までもが満たされているようで、嬉しくなってきます。

当たり前のことではありますが、木は歩けません。日差しが厳しいからちょっと木陰で休んだり、水が飲みたいから汲みに行ったりということはできないわけです。
それだけに、同じ場所に居ながらいかに必要なもの、太陽の光や水や栄養分を獲得するか、ということをずーっと考え続けているような気がするのです。

山の中を歩いていると、確かに苦労の跡がいくつも発見できます。葉っぱの一枚一枚は、少しずつ違う方向を向いていますが、それは一日のうちどこかの時間帯で光が浴びるようにお互いに向きを変えているからだとか。誰の力も借りずに自生することの偉大さ、それを受け入れる自然の大きさに感動してしまいます。

ツマガリのお菓子に入っているフルーツやナッツ類は、原産地から届いたものがほとんどですが、不思議なことがあります。それは原産地を調べてから買い付けに行ったわけではなく、その素材のおいしい品種をどんどん追求していった結果、たどり着いた場所が原産地であったということ。
そして気がついたのは、もともと自生していた場所で育った素材は、香りや風味が濃く、力強さをも秘めているということでした。

そんなことに日々思いを馳せていると、素材ひとつひとつがとても愛おしく感謝の気持ちが湧いてくるのです。

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