ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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甲陽園だより

諦めないからおいしくなる

「アーモンドの粗さを、あとほんの少し細かくしてみて」
そう言われて、新入社員のスタッフは「あれっ?」という顔をするときがあります。「いつものレシピ通りにしたはずなのにな・・・?」と心の中で思っているのかもしれません。

でも、ツマガリには決まったレシピがあるようで、絶対的でないのが普通なのです。昨日はそれがベストな作り方だったとしても、それが今日も明日もそうだとは限らない。
その理由は、ひとつに素材の味や香りがその年によって変わること。気候や太陽の日照時間によって風味はかなり変わってしまうものなのです。
それから、お菓子を作るその日の温度や湿度によっても生地の状態は変わるんですね。

でも何よりの理由は、やはり「もっとおいしくしたいから」という気持ちが強いからかもしれません。それは、アーモンドを加える量を少し増やしてみたり、生地を焼く温度を少し上げたりと、とても細かなことから、合わせる素材をがらっと変えてみたりと大胆なこともあります。
どちらにしても、試食のたびに「ここに、もう少しこんな風味や食感が加わったら、もっとおいしくなるんじゃないか・・・?」と頭のなかでイメージを膨らませてみる。すべては、そこから始まっています。
どんな人気商品だって、もっと上のおいしさがあるはず。もうこれでいいか、なんて思ったらそこでお終いになってしまいます。

「商品は開発するのでなく、毎日少しずつ少しずつ改良しながら育てていくもの」
私が口癖のように言うものだから、スタッフたちもどんどん新しいアイデアを出してくれるようになりました。首をかしげていた新入社員も、いつの間にかその仲間に入っているようです。

今年もよりおいしいお菓子をお届けできるように、社員一同頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いします。

「ガレット・デ・ロワ」

今月のお菓子は、「ガレット・デ・ロワ」

ガレット・デ・ロワは、アーモンドペーストをパイ生地で包んだとてもシンプルなお菓子。
でも、その味わいは想像がつかないほど奥深く、製法にはかなりのこだわりが詰まっています。
オリジナル発酵バターで作った自社製パイ生地は、口に入れるとバターの香りが豊かに広がりながらも重さを感じさせないのが魅力。そして、黄金色に輝くふんわりペーストは、アーモンドの甘みやラム酒の穏やかな香りを秘めています。

そして、もうひとつの楽しみは、フェーブと呼ばれる陶製の人形を一つだけ隠して、新年の幸運を占うというもの。どうぞ皆さまで楽しいひとときをお過ごしください。

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