ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

  • カタログご請求
  • メインコンテンツにジャンプする

甲陽園だより

2種類のファインプレー

「ファインプレーには2種類ある」という話をご存じでしょうか。
鮮やかで華麗で、誰もが魅了される感動的な技術。これを「見えるファインプレー」とするならば、「見えないファインプレー」も存在する、という話のことです。こちらは問題が起きないように「問題の芽」を摘み取るようなものなので、少々目立ちにくい。しかし、わかる人にはわかる、高度な技術だといわれます。

ちょうど先日、支店から吉報を受けました。
うちの女性社員が、出店先のデパートから表彰されました!いつも明るく、共感を呼ぶ接客が評価されたのでしょう。デパート全フロアで働く従業員を代表して、「スマイル賞」に輝いたのです。
ほかにも彼女は、実に細やかな気遣いができる人で、売り場でこんな提案をしたとも聞いています。
「このショーケースを30cm移動できないでしょうか?そうすればお客さまに、商品を渡しやすくなるんですが」と。
試してみたところ、これは格段に動線がよくなる方法でした。混雑時でも、お客さまに一瞬早く対応できるようになったのです。提案した彼女は「見えるファインプレー」をした。そして、上司の判断や同僚の協力は、実に素晴らしい「見えないファインプレー」をした。
小さな提案が、大きなサービスに発展したわけです。

見える見えない、大きい小さいに関わらず、どのファインプレーも、努力する人にしかできない技術。みんな気づいていないかもしれませんが、仕事の折々のなかにも驚くような高い技術を発見できます。
販売に電話応対、工房作業にラッピング……。関わるスタッフみんなが、自分の持ち場をしっかりと守ってくれています。社員全員、とても素晴らしい。しっかりお客さまと対面し、お客さまの立場で考えて、行動してくれています。
さまざまなファインプレーを目撃しながら、私は毎日、密かに感動させてもらっています。

柚子宝(ゆずほう)

今月のお菓子は、柚子宝(ゆずほう)

このお菓子に使うためだけに選び抜いたもぎたての「ゆず」を取り寄せ、自社工房で丁寧に甘煮にしています。その、おいしく炊きあげたゆずの存在感をそのまま伝えたくて、大きめに切って、特製の生地にそっと混ぜています。
小麦粉の割合を減らした生地には、アーモンドのマジパンや卵黄をたっぷり配合。これまでにないほどのしっとりした質感に、ゆずの水分がじんわりしみて…。ゆずの甘煮のジュレのような肉厚の果肉から、さわやかな香りがあふれ出ます。宝物のような、深い味わいをお楽しみください。

メインコンテンツに戻る