ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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甲陽園だより

伝わる気持ち

「ツマガリのご主人に会えると思ってね、今日は楽しみにきました」と、一番前にいる年配のご婦人が目をクリクリさせながら言ってくださいます。

「そうですか!ありがとうございます。じゃ、このケーキも食べてみて」
私はつい嬉しくなって、試食のお菓子を差し出しました。

これは先日大丸神戸店で行った、素材についてのトークショーでのひとコマ。おいしいお菓子づくりのためにどれだけ素材にこだわっているか、日頃はなかなかお伝えできないのでトークショーをしようということになったのです。
そのご婦人は、始まる何時間も前から会場をウロウロ。ずっと待ってくださっていた様子でした。

キングオブマロンに入れている栗はなぜこんなに大きいのか。3日間かけてじっくりと梅を炊く方法や、砂糖や香辛料も自家製で作っていることなど・・・。素材を試食していただきながら話すうちに、私も熱が入ってきて話が止まらなくなってくる(笑)。
それでもお客さまの方も、一緒になって関心したり笑ったりと、お互いの気持ちがどんどん近づいてくるのが分かるんですね。

ご婦人に、トークショーが終わって「いかがでしたか?」と聞いてみると、「今まではおいしいからと思ってご進物にもしていましたけれど、ここまで心が入っているとは知りませんでした。もっと他の人にも伝えてあげなくちゃ!」とありがたいお言葉をいただきました。

私はお菓子を作ることが好きで好きで、ほんとうに好き。だからおいしいお菓子をたくさんの人に食べてもらいたい。その思いを分かっていただけた気がして、本当に嬉しくなりました。

誰かと気持ちが通い合った時に生まれる、なんともいえない幸福感。こんな嬉しい出来事があるから、人生って素晴らしいなぁと思った一日でした。

トークショーの様子をご紹介

「シュトーレン」

今月のお菓子は、「シュトーレン」

クリスマスの定番「シュトーレン」は、じっくりと時間をかけて作るお菓子です。
オレンジやレモンなどを、それぞれに自社で数日かけて甘くやわらかく炊いていくと、このお菓子に一番適した香り・旨味・歯ごたえに。封をあけるとあふれ出すようなフルーティな香りは、こうやって生まれるのです。
そこに、深みのあるアーモンド、隠し味のシナモンやスパイス、自社で製粉したキメの細かい粉糖の旨味が加わって、なんともいえない味わい深いが生まれます。この時期だけの贅沢なおいしさをどうぞご賞味ください。

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