ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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甲陽園だより

ツバメが運んで来てくれたもの

今年はひと味違った夏の物語がありました。
ツマガリ本店に、ツバメが巣作りにやってきたのが5月末。そこからお話は始まります。

ツバメが運んで来てくれたもの

ある日、階段の踊り場の天井に、親鳥が一生懸命に巣作りをしていました。
あまりの可愛らしさにしばらく眺めていましたが、よく考えるとその下はお客さまの通り道。ご迷惑になってもいけないが、「ちょっと横に移動してくれない?」と頼むわけにもいかないし・・・。結局、工事中の時に使うコーン型サインを買ってきて「ツバメの巣作り中」と勝手ながら張り紙をすることにしました。

それから待つこと約1カ月、3羽のヒナが誕生。まだかまだかと気をもんでいただけに、スタッフも大喜びです。毎年、甲陽園駅では楽しませてもらっていましたが、自分のお店でヒナが誕生するとこんなにも嬉しいものかと思いました。

ところがある朝店に行くと、みんなが大騒ぎしています。なんと3羽のうちの2羽が巣から落ちているではありませんか。
どういう訳かは分かりませんが、予想もしなかった出来事に泣き出すスタッフも・・・。それでも1羽はまだ息がありそうです。「とにかく病院に連れて行こう!」常務が急いで連れて行きました。

そして治療してもらったヒナが一緒に戻ってきた時には、またもやみんな大騒ぎ。助からなかったもう1羽の分もしっかり育ててやろうと、3階の事務所で世話をすることになりました。本当は巣に戻してあげるといいのですが、天井が高くて届かなかったのです。

エサはペットショップで買ってきたミミズ。こわごわピンセットでつまみ、ヒナの口元に持っていきます。あまり見た目にいいものではありませんが、美味しそうに食べるヒナの様子を見ていると、もうこっちは親鳥の気分。いくらでも食べさせてやりたくなるものです。

そうこうしているうちに梅雨明けも間近となり、巣に残っていたヒナは羽ばたきの練習を始めています。「もうそろそろ、この子も外に出してあげようか」それから1週間後、ヒナは旅立って行きました。

その翌日「どこに行っちゃったのかなぁ?」空を見上げて孫娘が聞きました。
「ツバメは幸せを運んできてくれる鳥なんだよ。ツマガリのみんなをとっても楽しませてくれたから、今度はまた違うお家に行ったんじゃないかな。」
真っ青な空には、大きな入道雲がモクモクと広がっています。今年の夏も暑くなりそうです。

親鳥が卵を温めている写真「甲陽園物語」

サンドクーヘン

今月のお菓子は、サンドクーヘン:オンラインショップへ

今月は、ホロッと軽い食感が砂(サンド)のような、サンドクーヘン。ドイツの伝統的なお菓子をツマガリ風にアレンジしました。

ほろほろっとくずれる生地。そして、ツマガリがこだわり続けるバタークリームが、口の中でサッと溶けて、後に漂う心地よいバターの風味とツマガリ独自の自家製ピーナッツシュガーの香りが生きています。シンプル、素朴はおいしさへのこだわりがあってこそ。ツマガリでも伝統の一品です。

※オンラインショップからご注文いただけます。

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