ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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WEB広報室

毎週、甲陽園本店にご来店いただいているお客様からのメッセージをご紹介致します。
お便りを読ませていただくと、いつも私どもの気の至らなさを、思い知らされます。
お叱りのなかにも、温かな励ましのお言葉も頂戴しております。
2006年6月のお便りから現在にいたるまで順次ご紹介してまいります。

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日時:2007年9月17日
件名:ツマガリのお菓子は、すごい

ツマガリのお菓子を食べると、どうしても、語りたくなり、毎回、思わずメールを
差し上げております。
くだらないメールとして、どうぞご遠慮なく、御棄却下さってケッコウですが、
もし、お慈悲をいただけるならば、お付き合いくださいませ。

ツマガリのお菓子は、やはり、すごい。

味覚は千差万別。
同じ「甘さ」でも、
”甘過ぎる”と感じる人もいれば、”ちょうど良い”と感じる人もいる。
「酸味」が苦手な人もいれば、好む人もいる。
苦味が好きな人、チーズが好きな人、ナッツが苦手な人・・・人それぞれに、
個人によって大きく異なる。
だから、”或る一つのお菓子”を、全ての人に「美味しい」と感じてもらうのは不可能。

ツマガリのお菓子を「美味しい」と思う人、思わない人、両方いて当然。

でも、これだけは、絶対の真実。ツマガリのお菓子は、”食べた後”が、すごい。
あっという間に体に吸収されて、あっという間に体の一部になる。

体はちゃんと知っている。”体に有用なモノ、受け入れて善いモノ”を、ちゃんと判っている。
理屈じゃない。
前頭葉を通り越して、大脳辺縁系で感じている。
素材も人間も、地球上にいきる仲間。その仲間が、私達人間にとって、悪いモノのワケがない。
こんな事、本来なら、当たり前の事なのだけど、なぜだか、その当たり前の事が、
まかり通らない事が多い。

食べている時は、美味しい。でも、しばらく経つと、無性に、胃がムゥーと
押し上げられるような感覚、焼けたような感覚。
いつまでも、胸に何かがこみ上げてきて、モタレル。

ああー、やっぱり、クリームタップリの生菓子なんて、食べるんじゃなかった・・・・・

私は、こんな経験を繰り返しつつ、とうとう、いつしか、生菓子が苦手だ、と
思い込むように、なってしまいました。
しかし、ツマガリで、時折いただく生クリームのお菓子の試食。

ん?ナンだコノあっさりしたクリームは・・・・全くバタ臭くない。
まるで、牛乳を泡立てて、その、泡の部分だけを、ソーっと大切に集めた様な、清らかさ。
だんだん、私の中の苦手意識が弱まってきて、ツマガリの生クリームなら食べられそうだ、 と。

そして、手始めに「お茶目のロール」にチャレンジ。
本来、粉砂糖でお化粧しているカット売りのモノを、粉砂糖を振らないようにお願いしたところ、
快く応じていただきまして、有難うございました。いつも、「ヤヤコシイお客」で、すいません。
見事な焼き色の生地表面は、栗の皮ように艶々と光ってる。
生地にフォークが、スコーンと何の抵抗もなく入っていき、、ふわふわ、シットリ。
例えるなら、まるで、赤ちゃんの、”もち肌”。
抹茶風味の生クリームの中に、餡子の粒が見え隠れ。
大口開けてバクつくと、まるで雲を口に入れたかのように、消えていく。
そして、時折、餡子のツブツブが、口に心地よくあたる。
舌の奥の方にへばりつく様な、「渋み」は全く無く、鼻先でフワンと、抹茶の苦味が香る。
芳ばしく焼けた生地の部分から、ちょうど、「ほうじ茶」のような、香ばしい味・薫りがする。
嫌な、バニラ臭・玉子臭も全く無し。本当に、抹茶の香りと、アズキの風味だけの穏やかな風味。
生クリームの嫌な、”存在感”はない。生地の口溶けを応援して、「喉越し」を、更に高めるのが役目。

今まで食べてきた抹茶のお菓子は、抹茶の香料の塊だったのか。
生クリームも、バニラ臭を添加した、バター一歩手前のクドイ、酸化の進んだ脂肪球の集まりだったのか。

私は今ままで”いい出会い”をして来なかった為に、ずいぶん、誤解してきたんだなぁ。

今度は、是非、これまた長年避けてきた生菓子の一つ、栗の生菓子”マロンのショートケーキ”と
相対してみたい。

ツマガリのお菓子は、やはり、すごい。

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