ケーキハウス・ツマガリ:甲陽園のお菓子工房

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WEB広報室

毎週、甲陽園本店にご来店いただいているお客様からのメッセージをご紹介致します。
お便りを読ませていただくと、いつも私どもの気の至らなさを、思い知らされます。
お叱りのなかにも、温かな励ましのお言葉も頂戴しております。
2006年6月のお便りから現在にいたるまで順次ご紹介してまいります。

日時:2007年7月7日
件名:感謝の辞

いつもお世話になっております。
先日、私がインターネットで注文した品が、
本日「無事、着いた」と、先方から連絡がありました。
ありがとうございました。

実は、先方には、もう、ずいぶん前から寝たきりで、
自分では起き上がることさえ出来ず、
食事も流動食の、ご老人がいらっしゃいます。
先日、電話で「このところの暑さで、食欲が落ちている。」という話を聞き、心配しておりました。

先方には、焼き菓子の詰め合わせと、クールアラカルトを送ったのですが、
嬉しいことに、クールアラカルトのケーキを、その老人が、美味しそうに召し上がってくださったとの事。
「嫌なものなら、口をあけてくれ無いのだけど、ドンドン、口を開けてくれたの。ありがとう。」
と、介護なさっている方が、報告して下さいました。

私は、ただ、送っただけ。お礼を言われることなんて、何もシテイナイ。
素晴らしいお菓子を作ってくださっている「ケーキハウス ツマガリ」にこそ、感謝をしなければ。
ソウ思って、思わず、メールしてしまいました。

身体にいい物、いい素材を使って、手を抜かず、真面目に作ったお菓子だからこそ
召し上がっていただけたのだと。

本当に感謝いたしております。
これからも、どうか、このままの「ツマガリ」でいてください。
いつまでも、心を照らす「ツマガリ」でいてください。

日時:2007年7月9日
件名:勝手に「塾生」

いつも、お世話になっております。
先日は、夢のような時間を過ごさせていただきました。
私共のような、一介の人間には勿体無い、数々の厚遇、本当に、恐れ入ります。

津曲社長に握手していただき、その上、リクエストに応えて
私の頭を撫でていただき、幸せです。
これで私にも少しは、知恵が授かればいいなぁ、なんて思っています。

津曲社長、自ら、持ってきてくださった「詰め立て・得盛り」のシュークリーム。

余計な乳脂肪を加えずに、牛乳そのままの味と風味を大切にした、
ゴクゴクと、そのまま飲んでもイイくらい、薄くてサクサクで、ウエハースのように、香ばしい。
でも、決して口の壁にペトっと、貼りつく事なく、口の中でサッと消えうせて、
自分の「引き際」をちゃんと知っている、潔い口どけ。

普通の2倍は詰まっていたであろう、カスタードクリーム。
全く最後まで嫌にならずに、スルスル、お腹に収まってしまいました。

ああー、やっぱり、このクリームは「身体が求めているモノ」なのだ。
身体にとって有意義なものには、決して、拒否反応は出ないのだ。
と、再確認した想いです。

ザッハトルテ
今までザッハトルテは 「チョコレートケーキ」だと思っていました。
添えられる生クリームは、乳脂肪分を濃縮したもの=バターの一歩手前(当然といえ
ば当然ですが)。

食べ始めは、円やかでクリーミーで、ケーキ生地、フォンダン、クリームが相まって、
「リッチで美味しい」のですが、食べ進むうちにどうしても、重く苦しくなってくる。

でも、ドウやら、違うようです。少なくとも、今日、頂いたザッハトルテに関しては。
ザッハトルテは「カカオ豆を使ったケーキ」
軽やかで、シットリと瑞々しく、清清しい。脂肪クドサを全く感じない。

チョコレートフォンダン
砂糖が再結晶して「シャリッ」と固まっているのでなく、かといって、
完全に溶けてチョコスプレッドのように「ベットリ」しているでもナシ。
固まった状態では、フォークを入れると、フォンダン部分が、ケーキ生地を一緒に引き
剥がして、ブザマに、パカっとわれ無粋。スプレッド状だと、食べた時、脂っこく感じる。
このフォンダンは、まるで、肌に心地よくフィットしている、ファンデーションのように、
表面をしっとりコーティング。
「ザリッ」と、程よい「ミゾレ状」の舌触り。例えるなら、スムージー。
スムージーの、氷の結晶がサーと一瞬で溶けて、水のようにサラサラ。
べたつかない。以外にあっさり。
そして、ショコラの水滴が集まって、口の中で、くるくる、軽い渦をまきはじめる。

生クリームは、全く、脂肪クドサを感じさせない。
まるで、カフェラテの上にフンワリ浮いている、フォーオムミルクのよう。
牛乳のやさしい甘い香りが、そのまま残っている。瑞々しく、清清しい。
牧草で、のんびり、青々とした草を、ムシャムシャ食べている牛の様子が、
思わず浮かんでくる。

しっとり潤んだ、口どけのよいカカオ生地。
ココア生地のように軽い印象で、決して下の上に、重く、のしかかって来ない。
でも、ココアでは、決して得られない、しっとり感。

チョコレートアイシングと、生クリーム、ケーキ生地。
くるくる廻るショコラの渦巻きに、ミルクとカカオ生地が引き込まれ、融合。
なぜだか、みずみずしい。飲み物なくても全く平気。
飲み物を飲んで、この渦巻きを消し去ってしまうのが惜しい。

そして、時折、ほろ苦いカカオの渦の中で、小さな泡がキラキラ光るように、
アンズジャムの酸味がキラキラ。
青リンゴを連想させるほど、芳醇な香りで果肉感もシッカリ感じられる。
この酸味による「小刻みな刺激」が、舌がチョコ風味に慣れ切って飽きてしまうのを解消。
なんと、にくい演出。

カカオ豆=チョコレート=重いは、短絡的だった。
チョコレートは、カカオ豆に、更に砂糖と脂肪分を添加して作った「カカオ豆をつかって作ったモノ」

チョコレートとカカオ豆は、ちゃんと区別しなければいけないという事を痛感。
また、一つ、賢くなりました。

シュークリーム
人は常に、優しさ、素直さ、向上心を、こころの内に宿して努力し、
そして、「自分の分」を知り、大切なものを守り通し、謙虚さ、潔さを
失わないことが肝要。

ザッハトルテ
浅はかな考えや先入観で、真実を見誤ることなかれ、

「津曲塾通い」は、まだまだ、続けなければイケマセン。
これからも、末永く、よろしくお願いいたします。
また、かなりの長文で、ご迷惑おかけしました。

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